2012年1月20日金曜日

フォトブック




AKB指原莉乃のフォトブックを買ってしまいました。
全然ファンでもないのに、
本屋でたまたま手に取ってめくっていたらあまりにおもしろかったから。

おもしろかったのは、中身も勿論あるけれど、
フォトブックっていいなーという風に思ったのです。
きっと僕がやらなきゃいけないのは、こういうことだって思いました。

以下はフォトブックの書き出し。
------------------------------------------------------------------------
指原莉乃がケータイでブログを打っている。
下唇を軽く噛み、真剣な顔で集中している。
せわしなく動く親指が、まるで違う生き物のようだ。
感心してみていると、視線を感じた指原が早口で言った。
「ごめんなさいすぐ終わりますんで!」
------------------------------------------------------------------------
そこにきれいな写真が添えられている。

これを見て、これって極上のドキュメンタリーだなーと思いました。
インタビューとモノローグ、小説と映画とが混じり合ったような、
何かすごく「見てみたい」メディアの姿がこの先にあるような予感がしました。

このフォトブックという形式は
絶対映像にしたら面白いと思う。

2012年1月11日水曜日

次の一歩

あけましておめでとうございます、イノウです。

実は昨年の11月末日でCM制作会社を退社しました。
そして1月中旬ごろに会社を立ち上げる予定にしています。

辞める前までは、辞めたらすごーいスカッとするか、
ふかーく後悔するかどっちかになるのかなと思っていましたが、
なんというか人間というのは
すぐになんでも忘れるようにできているようで
逆に会社員だったころのことが薄靄がかってきました。

なんでやめたのかというと、
ひとことではとても言えないのですが、
「2年は早いなー」っていろんな人によく言われて、
確かになー、せめて3年くらいいてもよかったんだろうな
とは自分でも思います。

ひとつ言えることは、
2年間、CM業界の片隅に身を置いてみて、
「あ、こりゃ無理だ」
って思っちゃったってことが大きいのかもしれません。

僕は大学時代、関西学院大学の
総合政策学部というところに所属していました。

総合政策とは、ひとつの学問だけを突き詰めるだけではなく、
社会的問題を幅広い分野の知識を使うことで解決することを目指す考え方です。
もともとそういう部分に興味があって入ったわけでもなかったので、
在学中はその理念にさほど感銘を受けることも、
素晴らしいなぁとしみじみと思うこともありませんでした。

ただ、周りには今思えば有り難いことに、
社会問題解決の思考というものを、
耳タコになるくらい語って、染み込ませようとしてくれる
先輩や教授方がいらっしゃいました。
そんな中で4年の時間を過ごすうちに、
気が付けばどうやら僕は完全にクリエーターの側から、
社会活動のような側に近いサイドの人間になっていたようです。

そんな、
中身は総合政策人へと洗脳済みだけど、
外側は完全に映像オタクな僕は
どーしてもどーしてもその矛盾に勝てませんでした。
映像オタクの部分は、毎日新しいシネマカメラや
編集機や、コーデックに囲まれていて幸せでした。
でも、総合政策人に変質しまっている部分では、
どうしても、缶飲料を消費させるための映像を創ることに
1ミリも情熱を持つことはできませんでした。

それで思ったわけです。
「あ、こりゃ、無理だわ」って。

広告業界には、才能あふれる人たちが
日本中から集まってプランナーやら
プロデューサーやらディレクターやらとして
成功することに必死で戦ってる。

自分にはいくつか長所はあるかもしれないけれど
溢れ出るほどの才能があると思っていません。
そんな人間が矛盾を抱えたまま、
上手いこと世の中を渡っていって
「何者かになれる」ことはないだろうなー、
と思ったのです。

だから、辞めました。

会社の人々には大きな迷惑をかけて
本当に申し訳ないと思ってはいますが、
こればっかりはどうもしようがないのです。

願わくば、社会のために映像の力を使えるように、
これから精一杯活動していければと思っています。

みなさん、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。