2012年4月21日土曜日

撮った後でフォーカスを変えられる、カメラの革命













「カメラとは、撮影するときにきちんとフォーカスを合わせないと
あとでどんなに補正しようとしても直すことはできない。」

Photoshopなどでの写真加工でほとんどゼロからでも
写真をつくれてしまう時代になっても、
フォーカスをあとで修正することは不可能というのが
写真の常識でした。


ところが昨年ごろに突如として発表されたLytroというカメラが
その常識をバラバラに壊してしまいました。
なんと撮影した後でフォーカスを自由に変えられるというのです。

Lytro
http://www.lytro.com/

シリコンバレーのど真ん中に位置するスタンフォード大学にて
ずっと研究されてきた「Light Field Camera」という技術が
実用化にいたり、ベンチャーとして商品化されたという代物です。

昨年秋に発売予約が始まったというニュースが流れた時に、
これはきっとPCにおけるAppleⅡ的な記念碑製品になると興奮し、
これはなんとしても手に入れねば!ということで、
アメリカのみの発売だったため、米国在住の知り合いの方にお願いをして、
なんとか予約していたものが、ようやく先日届きました。
















さすがシリコンバレーでベンチャーだけあって、
形も革新的でかっこいい!

そして、撮った画がこちら!



なんとクリックしたところにフォーカスがくる!






とんでもないです。
どうやったらこんなことができるのか...
世の中はひとつずつドラえもんの秘密道具を実現していっているなぁと
ひたすら感心の毎日。


このLytroの技術は、今はまだこんな風に
小さいサイズの静止画で遊ぶ程度の力しかありませんが、
昨今あらゆる映画で使われ始めているデジタルシネマカメラREDでも
これと同様の機能を搭載したものがテストされているとのことです。

そのうちiPhoneなんかにも当たり前に搭載されて、
写真や動画を撮るときにフォーカスを気にするなんてことが
なくなるんだろうなーと思うと不思議な気持ちです。

きっとそのうち、撮った写真の中を自由に移動して、
見えるはずない被写体の裏側とか、撮影者とかが見えるようになっちゃう時代も
もう遠くないのかもしれません。