前回に続いて映画のお話し。
先日「ホビット 思いがけない冒険」を見てきました。
内容としては最高に面白く、個人的にはロードオブザリングより
好きだなぁなんて思いました。
LOTRは使命があって、追いかけられる話ですが、
こっちは巻き込まれて、力のない自分が冒険に飛び込んでいくという話なので
共感しやすいというところもあったのかなと思います。
ちなみにこれ2部作なんですね...見終わるまで知らなかった笑
で、今回言いたいのは面白かったです!っていう話ではなくて、
この映画が映画史上初めて、あることに挑戦した映画だっていう話です。
それは初めての「48p映画」だってことです。
通常の映画はフィルムでもデジタルでも毎秒24コマで
画が表示されています。一秒間に24枚の写真が表示されて動いて見えてるということです。
これが「映画っぽくてかっこいい」という風に言われていて、
ビデオカメラにも「シネマモード」なんていうのがあったりして、
これはコマ数を毎秒24コマまで落として映画っぽくみせる機能だったりします。
ところがこの「ホビット」は毎秒48コマで作られています。
ほかの映画と比べて一秒間に表示される画が2倍になっているわけです。
そうすると、どうなるのか。
動きがすごくなめらかに見えるようになります。
なぜこんなことをするかというと、
「アバター」登場から3D映画というものが大作映画でドンドン増えていて、
ホビットも3D映画になっているのですが、
3Dでせっかく没入感というか、映画の世界に
入り込んだような体験をできるようになったのに、
24コマのままだと、「なんか動きが見づらい!」ってことになったからです。
「アバター」監督のキャメロンも、次回作は秒48コマ以上で撮る!と宣言してたりします。
その流れの中で最初に公開された3D秒48コマ映画が「ホビット」なのです。
アメリカの試写などでは、観客からも評論家からも「テレビ見たいでダサい!」と
総スカンを食らっていたらしいのですが、実際に見てみると、これが思いの他いい!
24コマだと、カメラを横に動かすようなシーンで
全体がカクカクして、見にくく感じることがありましたが、(特に3D映画だと)
「ホビット」ではそれが全くない!
最初見始めた時こそ、
「なんかヌメヌメ動いて早送りしてるみたい・・・」とちょっと思いましたが、
すぐにそれにも慣れ、慣れてしまうと最高の映像体験ができました。
これからの3D映画は間違いなく48コマ以上で撮られるんだろうなーと思うほどです。
ぜひぜひ皆さんも体験してみてください!
----
ちなみに「ホビット」はすべての映画館で48コマ上映しているわけではなく、
HFR(ハイフレームレート)3D上映というのをしている館でないと、
普通に24コマ上映でやっています。
サイトで確認して、HFRやってる上映館で見ないと損です!気をつけて!
「ホビット」上映館情報
2012年12月23日日曜日
2012年12月22日土曜日
サイド・バイ・サイド
今日から公開の映画「サイド・バイ・サイド〜フィルムからデジタルシネマへ〜」を
渋谷のアップリンクで見てきました。
映画好き、特に制作の方に興味のある人間にはたまらない内容で、
もっと大まかな、概要で議論されるのかなと思っていましたが、
カメラの具体的な進化まで、結構な部分まで踏み込んでいました。
(カメラの型とかまで!)
僕としては、映画好きになって、映像作りを始めてからこれまで10年近くで、
映画雑誌やDVDのメイキングやブログや最近だとYouTubeとかで、
必死になってコツコツと集めてきたハリウッドで起こっている
技術的進歩とその戦いが全て網羅されていた印象で、
これまで塀の向こうの事を、ちょっと空いてる木の節の穴から覗いていたら、
突然そこに窓ができて一気に見えちゃった、みたいな感覚でした。
特に出てくる人出てくる人がノーランとか、スコセッシとか、トリアーとか、
ルーカスとか、リンチとか、キャメロンとか、大物ばっかりで説得力満載。
でもやっぱりデジタル推進に特に力をいれていたルーカスと
ロバート・ロドリゲスが出ていた事が特に嬉しかった。
ロドリゲスのインタビュー
(彼が、改造した自宅で映画を作っているという内容)を見て、
映像作りを始めた身としては感慨深い物がありました。
デジタル化は、どこの世界でも一緒だけど、
これまでになかった可能性を一気に切り開くのと同時に、
これまでの仕事のやり方を根本的に変える。
それは関わっていた人の役割も力関係も変えていくということで、
だからこそデジタル化には推進派と反対派が生まれることもある。
今回の映画では、撮影監督(DP)がその部分で特にピックアップされていて、
これまでフィルムだと、現像してラッシュがあがるまでDPしか
完成系の映像がイメージできなかった。
だからこそDPはすごい権限を持っていたけれど、
デジタルだとその場で確認も出来るし、
撮った画をほとんど全部といっていいくらい撮影後に作っていく事が出来てしまう。
それに対して悲しみを覚えている人も入れば、
新しい事が出来るって歓迎している人もいる。
監督がフィルム派とデジタル派にわかれるのはまた違った理由で、
フィルムの質感に愛着を持っているか、
それよりもデジタルでできる新しい挑戦の方を重要視するかの違い。
でもそれは意見を言っている監督を見ると、その作品からわかるように
作りたい作品の方向性の違いでもあるんだなと思いました。
ルーカスやキャメロンみたいな、新しい世界を想像しようとしている人たちは
デジタルが良いというし、もっと現実世界での人間ドラマのようなものに
フォーカスしている人たちがフィルムがいいという派の中には
多いような気がしました。
結局は選択肢が増えたという事で、
本当に大事なのは「何を作るか」で、そのために「何で作るか」が
選べるようになった良い時代になったねということかなと思います。
いやぁー、しかし、上映のデジタル化や5Dを始めとしたDSLRの登場、
REDやALEXAはもちろん、デジタルの保存形式の問題まで触れられていて、
本当に網羅されている感がすごい!
あとはスピルバーグとピータージャクソンの話も聞いてみたいなぁと思いました。
とにかく、映画好きなら必見の映画になっています。オススメ。
2012年12月20日木曜日
人生の記録
同じシェアオフィスで働いている映像クリエーターの方から、
「1日2秒映像を撮って毎月映像を作っている」という話を聞いた。
それがこの映像。
これは素晴らしい!と思った。
EvernoteのCEOだかが何かのインタビューで
「自分の高校生活をもう一度体験できるなら、
いくら払っても惜しくないと思わないか?」
というような発言をしていた気がするけれど、
本当にその通りで、時間は絶対に巻き戻らないから、
それを追体験したり、思い出したりするには、
何かしるしを残しておかなくてはいけない。
体感としての時間は、すごくあいまいで、
重要なところは大きくなって、
変わったことのない日の記憶はほとんど消えてしまう。
そういう意味で、毎日2秒という同じスケールで、
自分の歩んだ記録を残していくというのは
すごく意味があるなぁと思った。
そして、自分もやってみようかなぁと思っていたら、
こんなアプリを発見。
『365seconds.』
1日に1秒とって、1年後に365秒の映像にまとめようというアプリ。
こりゃ簡単でいいやってことで使ってみようと思った今日この頃。
毎日は大切にしないとなと改めて思う。
「1日2秒映像を撮って毎月映像を作っている」という話を聞いた。
それがこの映像。
これは素晴らしい!と思った。
EvernoteのCEOだかが何かのインタビューで
「自分の高校生活をもう一度体験できるなら、
いくら払っても惜しくないと思わないか?」
というような発言をしていた気がするけれど、
本当にその通りで、時間は絶対に巻き戻らないから、
それを追体験したり、思い出したりするには、
何かしるしを残しておかなくてはいけない。
体感としての時間は、すごくあいまいで、
重要なところは大きくなって、
変わったことのない日の記憶はほとんど消えてしまう。
そういう意味で、毎日2秒という同じスケールで、
自分の歩んだ記録を残していくというのは
すごく意味があるなぁと思った。
そして、自分もやってみようかなぁと思っていたら、
こんなアプリを発見。
『365seconds.』
1日に1秒とって、1年後に365秒の映像にまとめようというアプリ。
こりゃ簡単でいいやってことで使ってみようと思った今日この頃。
毎日は大切にしないとなと改めて思う。
2012年12月11日火曜日
なあなあで生きる
三浦しをん 著
「神去なあなあ日常」
(徳間書店)
新宿紀伊国屋で目に留まったのでなんとなく読んでみたら、
どんぴしゃな感じの本だった。
都会の若者が田舎の村に入って林業するという話。
最近、映像の仕事で長野や新潟とかの地方の町に行くことが多くなっていて、
その中で、「都会じゃない場所で生きることを選んだ人たち」にちょくちょく会う。
みんないろいろな理由と背景があって、その場所で暮らすことを選んでいる。
でも、それぞれの理由の向こう側になんとなく共通して見えるのが、
みんな「リアルな何か」を欲しがっているということなのかなと思う。
顔の見える人間関係。
仕事の実感。
肌で感じられる自然。
そういうものが渇望されている時代なような気がする。
たぶん、こういう田舎っていいよね系の物語や意見に対して
「田舎暮らしはいいことばっかじゃないよ!」って思う人もいると思うのだけど、
(そしてそれはもちろんごもっともだとも思う。)
だからってそこに手を伸ばすのをあきらめるのではなくて、
結局うまくいかなくて、田舎暮らしや自然に跳ね返されてもいいから、
もっと、手を伸ばす人が増えるといいなと僕は思う。
日本の地方には、本当に豊かな自然と、
長く伝えられてきた文化と風習が息づいていると思う。
それが次の世代にまた引き継がれていくためには、
純粋にその地に暮らす人が必要だと思うからです。
そのためにこの本のような物語は、夢をくれるいいきっかけだと思います。
2012年12月1日土曜日
HONDA Loves you back
HONDAの「HONDA Loves you back」という企画のビデオ。
ホンダ車を普段から愛用してくれているユーザーに
感謝の気持ちを返そうというテーマの企画で、
このバージョンではホンダのアコードの車内でMVをつくっていたバンドに、
サプライズをするという内容。
リアルな感情のある映像はやっぱり伝わるものが大きいなーと感じます。
登録:
投稿 (Atom)
