2013年8月30日金曜日

大好きなバスのCM

たぶんドイツあたりのバス会社のCM。
これ本当に大好きです。

メッセージをひねるわけでもなく、
訴求したいことそのまま言ってるだけのストレートなCMなんだけど、
演出を過剰に、振りきれるまでやっちゃってる感が最高です。

Midttrafik Commercial - "The Bus"


尋常じゃなくカッコいいスポーツ系コマーシャル

今回は、カッコいいスポーツ系映像を集めました。


Channel 4 Paralympics
まずは今年のカンヌのフィルム部門も獲った、ロンドンパラリンピックの映像。
選手一人ひとりの向こう側にドラマを感じさせて、尋常じゃなくカッコいい!



Nike Presents: Just Do It -- Possibilities
次はナイキのJust Do Itの最新版。
ここ数年の重厚なナレーションでなく、軽妙で楽しい雰囲気に。カッコいい...



Danny MacAskill's Imaginate
上の2本と違ってコマーシャルというよりショートフィルムに近いですが、
Red Bullのエクストリームスポーツ系映像。
ただすごい技を見せるだけでなく、設定やセットにストーリー性があって、
カッコいい...



Kilian Martin and Alfredo Urbon - smart skate fortwo
車メーカー、smartの映像。
ワールドクラスの2人のスケーターが見せるすごい技。カッコいい。



The ASOS Urban Tour. Paris Skating
最後にファッションメーカーのストリートスポーツ系映像を。
質感がイケてますよね。。。


2013年5月22日水曜日

小布施×Summer School by HLAB

去年からいろいろと関わらせてもらっている長野県小布施町で、
今年の夏に開催される高校生のサマースクール「小布施×Summer School by HLAB」の
プロモーション用の映像を制作しました。


小布施×Summer School by HLAB from Tatsuya Ino on Vimeo.

本当にいい企画だと思います。
自分が高校生の時にあったら、本当に行きたかった。

日本のそんなに都会じゃない名古屋のベットタウンで生まれた身としては、
大学生、もしくは社会人になるまで、本当に狭い世界に生きていたなと思います。
それは行動範囲や住んでいる場所の問題というよりも、
自分が当たり前に感じている「世界」の広さが狭いという感じです。
自分の将来や未来が受験や学校生活や部活や家族といった「知っている世界」の
延長線上にしか見えていなかった感じがします。

そうじゃない「自分の知らない世界」に高校生のときに触れることができるというのは、
本当に大切な体験なんじゃないかと思います。
きっとそれは、世界中の大学生と出会うことで見えてくるものでもあり、
海外の大学に旅立った先輩たちの姿であり、また、小布施という町で生きる、
大企業の一員として働くのではない人たちの生き方との出会いなのでしょう。

本当に良いプロジェクトに関われて幸せです。
本番も撮影する予定なので、今から楽しみでしょうがない。

http://obuse-lab.org/


2013年4月25日木曜日

小布施よそもの日記
















今年4月から、長野県小布施町を舞台に、
「小布施よそもの日記」という5分の映像を毎月制作します。
今年、東京から小布施に移り住む大宮くんという人を主人公に、
彼が小布施で暮らしていき、小布施の人と出会っていく様子を
1年間追い続けるというものです。

ウェブと、長野県の「須高ケーブルテレビ」という
地方ケーブル局で放映される予定になっています。














魅力的な日本の地域である小布施と、
そこに住む人たちの魅力が映し出せる番組にしたいと思っています。
ぜひご覧ください。

2013年3月4日月曜日

「ジャンゴ 繋がれざる者」から見るマカロニウエスタンの本質

クエンティン・タランティーノ監督による「ジャンゴ 繋がれざる者」。
ずっと楽しみにしていたこの作品が、やっと公開になったので、
さっそく見に行ってきました。











この映画、ただのウエスタン(西部劇)映画ではなく、タランティーノが自分の大きなルーツのひとつであると語る「マカロニウエスタン」というジャンルへのリスペクト映画でもあります。

高校時代にタランティーノ作品からマカロニウエスタンについて知り、その代表監督であるセルジオレオーネ作品にどっぷりハマってしまった私としては、この映画は本当に特別で、楽しみにしていた作品でした。


マカロニウエスタンとは何か?

感想について触れる前に、マカロニウエスタンとは何かを
知らない人のために簡単に説明しておきます。

マカロニウエスタンとは、1960~1970年代にイタリアで作られた西部劇映画のことです。代表作としては「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「荒野の1ドル銀貨」などがあり、クリント・イーストウッドはこのジャンルから有名になった俳優でもあります。

アメリカで作られた西部劇とマカロニウエスタンの大きな違いは、残虐性の強いストーリーとキャラクター、激しい銃撃シーン、そして(これはマカロニウエスタンの、というよりもその代表監督であるセルジオ・レオーネ作品の特徴といったほうがいいかもしれませんが、)決闘シーンなどに見られる圧倒的な様式美、外連味、登場人物のキャラクター性の強さなどがあげられます。

アメリカの西部劇が、カウボーイたちを「アメリカ建国の父」として、ある種情緒的に描き出すのに反して、マカロニウエスタンは過剰なまでにエンターテインメントとして音楽や演出で盛り上げていく感じです。80,90年代のアクション映画に近い雰囲気です。
(ちなみに香港アクションの巨匠、ジョン・ウーもマカロニウエスタンのファンです)

↓こんなイメージ。「夕陽のガンマン」より


この特徴や作風によって、世界中にファンが多く、DVD化も結構な数の作品がされていて、今でもマカロニウエスタンをリスペクトした映画が多く作られてもいます。日本でも三池監督の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」やクレヨンしんちゃんシリーズの「嵐を呼ぶ 夕陽 のカスカベボーイズ」などはど直球にマカロニウエスタンを意識してリスペクトした映画になっています。


「ジャンゴ 繋がれざる者」のマカロニウエスタンらしさ

ということで、タランティーノのマカロニウエスタンリスペクト映画である「ジャンゴ」もそういう演出的な意味でのマカロニリスペクトの映画なのかなと思っていました。

ところがどっこい、これが全然違ったんです。
マカロニのもうひとつの側面にどちらかというとフォーカスした映画でした。



もう一方のマカロニウエスタンらしさ、
それはマカロニウエスタンが生まれた歴史に関係があります。

ウエスタン・西部劇映画とは、そもそもアメリカの西部開拓時代を描いた作品です。
だから舞台はアメリカであることが大前提で、もちろんマカロニウエスタンも設定的に同じです。それがなぜイタリアで作られることになったかというと、いろんな時代背景が絡んでくるのです。

まず、アメリカで西部劇が一番流行っていたのはジョン・ウェインとジョン・フォード監督がタッグを組んで名作を量産していた1940年代から1960年代頭くらいの時期です。
このころ西部劇はアメリカ映画の花形でした。












ところが1960年代半ばになってくると、アメリカはベトナム戦争へと突入し、さらに国内では人権運動の機運が高まってきます。

このころの西部劇は、西部を開拓していく白人カウボーイをヒーローとし、その敵、悪役として先住民であるインディアンを描いていました。その描かれ方が、人権運動の高まる時代の雰囲気とだんだんと離れていき、西部劇の人気は一気に衰えていきます。人気の衰えはそのまま予算の縮小につながり、アメリカで西部劇をつくることはだんだん少なくなっていきました。

一方ところ変わって、ヨーロッパ・イタリアではその頃ちょうど、大巨匠フェデリコ・フェリーニらによって生み出されたイタリアの映画黄金期が終わりを迎え始めた頃でした。

その結果、黄金期には多くの超大作映画を生み出したチネチッタスタジオをはじめとする映画の制作スタジオや製作業界が経営難に陥り、製作リソースが余っている状態にありました。

そこで目を付けられたのが「西部劇」というジャンルでした。

イタリアの若い監督たちが、アメリカで斜陽になった西部劇俳優たちを呼び寄せ、ユーゴスラビアやスペインの砂漠などを使って撮影されたのが「マカロニウエスタン」というジャンルなのです。


そこで出てくるのが、もうひとつのマカロニウエスタンの特徴です。
それは、内容はアメリカの歴史でも、作っている人間はアメリカ人でないため生まれた特徴であるとも言え、端的にいうと「カウボーイたちを英雄視する気が全く皆無」だということです。

とにかく徹底的にまでもマカロニウエスタンに出てくる登場人物はクソ野郎です。
銃を持つ人間は白人もメキシコ人もインディアンも黒人もみな等しく残虐で、そいつらが逆に爽快なまでに醜く争うのがマカロニウエスタンなのです。

マカロニウエスタンは
「アメリカが描こうとしなかった西部開拓の姿を描いた西部劇」でもあるのです。



今回の「ジャンゴ 繋がれざる者」でフォーカスされたのは、
黒人奴隷について、です。

これはアメリカ映画、特に西部劇がタブー化して描くのを避けてきたテーマでした。史実上は黒人のカウボーイも多かったという話も聞きますが、アメリカ西部劇映画で黒人の奴隷がしっかり出てくることはあまりありませんでした。

ここに焦点を当てたのが今回の映画になっています。


それはある意味で、マカロニウエスタンの「アメリカが描こうとしなかった西部の姿を描いたジャンル」という精神をリスペクトした初めての映画になったんじゃないかと私は感じました。

単純にマカロニウエスタンの演出・構成的特徴を取り入れた作品は世の中に数多く出ていますが、それだけでなくここまで精神的な意味でマカロニというジャンルをリスペクトした映画はこれまでなかったような気がします。

そういう意味で、改めてタランティーノの
懐の深さを感じた映画になったような気がします。
(演出的なマカロニリスペクトはキルビルで十分やりきったのかもしれません。)


とりあえずそんな薀蓄は置いといても、よい映画だったのでオススメの映画です。
ただ、残虐シーンはデフォルトで山盛りなので、
そういうの苦手な方にはお勧めしませんのであしからず,,,

2013年2月28日木曜日

世の中をよくするアイデアの映像

「ソーシャルビジネス」という言葉や考え方がメジャーなものになってきた今日この頃。
世界中で、社会の問題を解決する新しくてクリエイティブなアイデアが日々生まれています。
そして映像はそんなアイデアをグローバルに広めるのにピッタリの表現方法となっています。
今回は、そんな「世の中をよくするアイデア」をテーマにした映像を集めました。

The Hinglish Project
インドに来た外国人旅行者にとって一番困ることは
ヒンディー語がとにかく意味わかんないこと。
それをヒンディー語とアルファベットを組み合わせた新しいフォントをつくることで、
そのフォントを使った文字はヒンディー語でも英語でも読めるようにしたというアイデア。
ヒンディー語の文法がわからん私にはなぜそんなことが可能なのか見当もつきませんが、
とにかく面白そうなアイデアです。


UTEC - Potable Water Generator
水の少ない地域で、空気中から飲料水を生成する看板を立てて
飲み水をつくるというアイデア。


September Campaign 2011 Trailer
水問題に取り組むNPO団体チャリティーウォーターの映像。
この団体は公開する映像がとにかくかっこよくていつも注目しているのですが、
その中でも特に映像的に気に入っている2011年のものを紹介します。

2013年2月1日金曜日

Googleの1年まとめ動画から見るサウンドデザインの重要性

2011年の年末に特に話題になった、
Googleがその年の出来事をまとめてYouTubeで公開している動画。
むちゃくちゃカッコよくて大変話題になりました。

Zeitgeist 2011: Year In Review



そして期待がかかる次の年、
2012年の年末にも新バージョンが公開されました。

Zeitgeist 2012: Year In Review


しかし、ぶっちゃけ去年のほうがよかった...という声がちらほら。。。
期待値が上がっていたからかとも思いましたが、
確かに2011年度版の方が感動が大きいなと今見比べても思います。

そこで、2011版の方が2012版よりも何がよかったのか考えてみました。


そして何度か見て思ったことは、
2011年版の方がサウンドデザインが優れているということです。

2011年動画の何がよいかというと、
音楽が盛り上がってきたところに入ってくる音声/セリフです。
その畳み掛け方が非常に気持ちいい。
セリフが音楽のボーカルのように上に重なってきて、
全体にリズムがついて気持ち良い抑揚を生んでいます。

ちなみに実はこのまとめ動画、
2011年以前にも2010年版というのが存在します。

Zeitgeist 2010: Year in Review


画としては2010も2011も2012も近いテイストですが、
セリフが畳み掛けるように入ってくる2011だけが
圧倒的にクオリティで抜きんでていると思いませんか?

ちなみに同じような理由でサウンドデザインの
クオリティが高いと思っている動画がこれです。
(数日前に別テーマで紹介していますが。。)

Life in a Day Trailer


こんな素敵なサウンドデザインの動画を
私も作っていきたいなと思う今日この頃です。