2010年12月31日金曜日

制作会社がREDを嫌う理由

近年、TVCMや映画の世界でも
撮影データをデジタルでHDDやカードに記録する
データ収録のカメラを使うことが増えてきた。
代表的なのはREDや
Sony・Panasonicのカード収録カメラ、
Canonの一眼レフ5Dmark�など。

特にREDはハリウッドの大作映画でも
じゃんじゃん使われ始めているワールドスタンダードと
なりつつあるエポックメイキングなカメラだ。

しかしこのRED、制作会社からはあまり好かれていない
という印象を抱く。
プロデューサーたちもRED収録という言葉を聞くと
不安そうな顔を見せることがしばしばある。

その理由はREDが完全なデータ収録カメラだから。
REDで撮影を行った場合、撮影データをHDDから
そのままパソコンのHDDへコピーして、そのHDDを
マスターデータとして編集やらに回していく。

これが従来のテープ型ビデオカメラだと、
収録したHDCAMーSRなんかのテープをマスターにして
これを編集に回していく。

問題なのはHDDは故障が頻発する、データ消失の危険が
大きいということなのだ。
テープならば物理的なよっぽどの損傷がなければ
中身の撮影マスターデータが消滅することはないが、
HDDは原因不明で突然中身のデータが消滅することが
多々発生する。

これが撮影してから編集を終えるまでの短期間だけの
話ならいいのだが、制作会社は撮影素材やデータ等を
改訂や新作での使い回しのために
一定期間保存しておかなければならない。
その期間でのデータ破損が一番怖いのだ。

監督やカメラマンは撮影から完成までの長くても1ヶ月程度の
間のクオリティだけを考えていればいいので
そのワークフローが鮮やかなREDは魅力的なカメラだが、
それ以降の保管ことも考えなくてはならない
制作会社としては
REDは必ずしもいいカメラではなかったりするわけだ。